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硫黄島->硫黄島新聞92.5.29
硫黄島新聞92.5.29
No8   1992.5.29(金)
エンジンの空気取り入れ口のすぐ下に血痕。
脚ドアー周りに血痕多数。
鳥のエンジン吸い込みは危機一髪で回避されてている模様であった。

 点検結果、エンジン異常なく、右脚ドアー外板の若干の変形が認められる程度であった。
 無事、着陸できたことを感謝するとともに、航空機についた多くの血痕を、きれいに洗い取ってくれた整備員に感謝する。
 この鳥との衝突事例は、運用試験として多くの教訓を得ることが出来た。運用試験の成果報告に反映する。

 鳥の死骸は4個あり、くちばしは1個夕い5個あったそうである。
                          おわり

  

○○ 2曹
ジェットエンジン整備
新隊員167期 50.2.20入隊
留守宅 北海道
家族 独身
略歴 飛実団
趣味 オートバイ  オーディオ  スキー ボディービル 車
ワンポイント スキーの指導員をねらう。

○○ 2曹
油圧整備
新隊員156期 49.3j9入隊
留守宅 茨城県
家族 妻 長男中3 二男小4
略歴 7空団
趣味 釣り ソフトボール
ワンポイント パパイヤの木に登るな !

○○ 2曹
自動操縦装置整備
新隊員154期 49.1.10入隊
留守宅 岐阜県
家族 妻 長男小4 長女小1
略歴 飛実団
趣味 散策
ワンポイント 島内海岸一周貫徹

○○ 2曹
油圧整備
曹侯5期 55.3.27入隊
留守宅 山口県
家族 独身
略歴 8空団
趣味 読書 ジョギング
ワンポント 体毛を薄くしたい。頭は濃く。
 5月26日(火)、↓4時35分頃、UF104 600号機は、MARiO GOLDの2番機として離陸、その直後にバードストライク。機体の損傷もなく、14時54分着陸した。
この体験を見○3佐が報告する。


 UF104 600号機(○田3佐操縦)は、MARIO GOLDの2番機として14時35分に1番機(椋○3佐操縦)に引き続き離陸した。当該飛行は、当日の3回目の訓練であり、朝から鳥が多ため、鳥との衝突に全操縦者は注意していた矢先の出来事であった。
 1番機の592号機が地上管制(地上で操縦は築○3佐)により浮揚、それと同時に600号機(見○3佐)はアフターバーナーを点火し、地上滑走を開始した。
 170ノットで機首を引き上げ200ノットを少し越えたところで、
機体が浮揚。時間にして二十数秒である。
1番機はこの時、約2海里(3.8km)前方に飛行しており、これを目で確認すると同時に脚上げ操作を行なった。
 その直後、6〜7羽、中型の鳥の群れが右前方から飛行コースヘ飛んで来るのが認められた。
 浮揚直後の航空機は、失速速度に近いところで飛行しているため、大きな機動を取ると危険だ。低速低高度はパイロットが一番に神経を使うところだ。
 鳥の群れは、ちょうど飛行コース上にあり、避けられそうに
ない。何とか鳥の群れの上方に通過できそうである。若干、機首を上げ様子を見る。鳥があわてて、飛行機を回避するのがはっきりと認識できる。鳥の群れはすべて飛行機の下方を通過し、大丈夫そうである。
 その直後に、コンという体感がある。ちょうど、脚ドアーが閉まる頃であり、その体に感ずる感覚と鳥との衝突の体感と区別がつかない。計器等に異常なし。
 鳥と衝突しているかも知れない。若干の不安があるが大丈夫そうである。しかし、最悪の事を考えると、とりあえずエンジンに異常はないが、脚の油圧パイプラインが鳥との衝突の衝撃で、損傷を受け、油圧がなくなることが考えられる。フラップも作動しないかも知れない。
 2番機の600号機が鳥との衝突している可能性がある旨を1番機の○本3佐に伝達するとともに、空中集合して1番機に600号機の外観の異常の有無を見てもらう。
 特に異常はない模様である。
 不安であった脚下げ、フラップ作動にも異常がない。
 地上指揮官の隊長にミッション続行の旨を報告する。
 その直後に、鳥の死骸が滑走路上に見つかり、滑走路清掃が実施される事、滑走路清掃の間、上空で待機する事などの指示を受ける。
「やはり、鳥と衝突していたか。」という気持ちと、
「ミッション続行は、あまっかった。」という気持ちが交差するなか、脚を下げる。
異常なし。
フラップをランド位置に下げる。
異常なし。作動油圧も正常。
14時54分に無事接地。
ドラッグシュート開傘、制動、異常なし。

 飛行機から降りて、驚く。